第11回インターナショナル・ビエンナーレ・フェスティバル ボスニア/ヘルツェゴビナ

今年の夏頃突然出品依頼をいただき制作して航空便で送りました。コロナ下でいつ着くかわからないと郵便局で言われましたが、無事届きセレクトされてホッとしています。

それにしても遠いヨーロッパから度々の招待、ありがたいことです。出品作品は後日画像アップさせていただきます。

 

ギャラリー島田 個展  - 祈りは青に –

2年半ぶりの個展が近づいてきました。25年近く青を追求してきましたが、この度は『祈り』が大切なテーマになっています。長く続くコロナ、終息を祈り、平穏な世界がよみがえることを願っています。

新作の青 約25点の展示です。ご覧いただけましたら幸いです。 三沢かずこ

Art Book ‘Flowers for Monet’ (Enter into Art) Germany

昨年2020年はモネの生誕180年ということで、ドイツの出版企画会社から記念画集への参加を依頼されました。一年ほど経過し、本の刊行も近いと思われます。

この作品は2015年のF15の作品です。直接花を描いてはいませんが、モネに向けて、というテーマにあつているのではないかと考え選びました。

NATURE 2015 F15 OIL

宮沢賢治学会イーハトーブセンター会報(第63号)への投稿

宮沢賢治学会イーハトーブセンターの会報(第63号)に作品が掲載されました。

この絵は小品で、基調色がグリーンといえると思います。このグリーンの下は青で私にしましたらやはり、青の絵の一環とされます。

宮沢文学はもう30年ぐらい前から私の傍にあるのですが、その偉大な世界に影響されすぎてしまうと絵に作意が強く出てしまって自分の創作から外れてしまう。自分が描き続けている作品と宮沢賢治の物語との接点を大切にしようと思っています。投稿はとても素敵な体験です。

2021年の個展 その2 

25年近くも、会場を青の絵で統一する個展を開催してきた。スペインやフランスでの個展の折に一点だけ赤の作品を交えたことがあるのだが、画廊側や観客からは赤は不要などとコメントをいただく。そんなこともあり、国内では青に統一した個展を続けている。2021年、コロナでの活動休止などがあり、青だけでなく赤や緑など他の色を基調色にした作品が生まれ始めている。

今年12月の個展の内容はまだ決めていない。青に統一するか……。6月ぐらいには青写真(やはり青?か)を用意すべきかと思っている。

 

EXCELLENT ART(Germany)2019 – Floating Color Tones –

Floating Color Tones

Kazuko Misawa’s medium for depicting the internal and the external world is color. The artist’s impasto application gives her colors a special intensity, allowing them to shine. Phosphorescent color chorales redefine nature. It is implication rather than clear statements that describe the rare moments the artist seeks to capture in order to imbue them with the individual soul and spirit. Monet’s Water Lily Pond has obviously inspired Misawa, and yet, she has completely made this theme her own. Purposefully guiding its momentum towards a minimalist lightness, her shapes dissolve in the floating magic of color tones melting into one another. Vibrating spots of color disperse under the influence of her spontaneous, relaxed brush stroke.

Enter into ART 2019        Written by  :  Gabriele Walter

*日本語訳はニュース(5月7日)に掲載しました。

EXCELLENT ART BOOK (ドイツ) 2019 -浮遊する色調-

浮遊する色調

三沢かずこが内なる世界と外界とを表現する手段は色彩である。作家の厚塗りの技法は、彼女の色彩に特別な強さを与え、それらを輝かせる。光を蓄え輝く色彩は自然を再定義する。それはアーティストが観るものに個々の魂と精神とを染み込ませ、虜とするような素敵な瞬間の提示ではなく、むしろ含みといえる。モネの睡蓮の池は三沢にインスピレーションを与えているが、彼女が完全にこのテーマを彼女自身のものにしているのは明らかである。その勢いを最小限の軽さへと導き、彼女の形は互いに融合する色調の浮遊する魔術に溶け込む。彼女の自発的でリラックスした筆づかいの影響で、色彩の振動点が拡散されている。

*ドイツの Enter into Artから画集が出版され、三沢かずこの作品がGabriele Walterさんの評論と共に見開き2ページで紹介されました。

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