赤の作品

青でなく赤のミニアチュール作品です。青で温かさを表現するのにかなり苦心するのですが、赤色は、その存在そのものが暖。

20×20センチ 油彩    ボード  2019

宮沢賢治学会イーハトーブセンター会報の投稿エッセイ

宮沢賢治学会イーハトーブセンターの会報第59号に私の投稿エッセイが掲載されました。今読み返してみると、これを書いた時の精神状態が思い起こされて少し胸が詰まります。少しづつ小品が制作できるようになりました。(春ごろから体調を崩していました)今頃になって宮沢賢治文学の深さが私のなかに溶け込むようになりました。作品を日々読み返しています。心に多くのものが響きます。

この会報の表紙は『薔薇輝石』  明け方の光を表す色とされ賢治文学に登場する鉱石です。なんて暖かなローズ色でしょうか。心と体が元気になります。

 

2019 ミニアチュール

2019.3月以降、体調が悪いこともあって制作を休止していた。9月の終わりに小作品が少しづつ生まれてきた。かれこれ半年の制作ストップ。今までかたちを消すことに神経を使ってきたが、かたちが次々と現れてくる。かたち(Shape)シリーズだろうか。   2019.9.29

20×20cm 油彩
サムホール 15.8×22.7cm
FO 14.0×18.0cm

游シリーズのこと

新ホームページに『游シリーズ』を掲載した。青の抽象を追求してきた私の世界は、やはりシリアスな表現世界といえるだろう。

だが、厳しい世界にも、遊びとか、息抜きの場面が必要ではないかと思えるときもある。少しお茶をして、こころが柔らかくなる。

シリアスな世界の傍ら、幾つも幾つもこのような『游』の世界を描いてきていることに、今更というか、気づかされた。そういえば、
これらの作品は、私の手元にないものがほとんである。国内や国の外で、どこかの壁面で、ひっそりと見る人に寄り添ってくれていたら
とてもうれしいことだ。

WORKS 2019-1

ギャラリー島田(神戸) 個展     2019.3.30 – 4.10

Gallery Shimada   Solo Exhibition    ( Kobe )    2019.3.30 – 4.10

                                                         M100   97.0 x162.0 cm

ギャラリー島田で画集出版記念 -無限の青-

2019 年3月30日から神戸のギャラリー島田で三沢かずこ画集出版記念個展が開催されました。この個展の全体のテーマは『無限の青』です。100号の大作から小品に至るまでこのコンセプトで選びました。展示作品は画集に掲載されているものを含めて、2019年の新作を中心に約25点を展示いたしました。

画集には1993年から2019年に至るまでの変化する青の作品を掲載しています。様々な青の流れをどうぞお楽しみください。同時に制作の背景を短いエッセイにして画集に掲載しています。     三沢かずこ

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